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【台湾人妻】国際結婚手続きについて【入籍・配偶者ビザ・非偽装結婚証明】

こんにちはCamel Loop (@Camel_Loop)です!

僕はオーストラリアで出会った台湾人女性と結婚して3年になるのですが、その時の入籍・ビザ申請手続きについての経験をお伝えしていこうと思います。

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これから台湾人の配偶者と国際結婚を考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです!

入籍(日本で先に結婚の手続きを行う場合)

日本側の手続き

妻が来日し、本格的に日本で生活を始めたのが4年前なのですが、当初は1年間のワーホリビザで滞在をしていました。

ワーホリビザが切れる1ヶ月ほど前を目安に入籍を済ませ、配偶者ビザへと切り替えられるように準備を始めました。

台湾と日本の入籍において、日本で先に結婚の手続きを行う場合と台湾で先に行う場合の2パターンがあります。

僕らの場合は共に日本在住だった事もあり、まず日本での入籍を先に済ませる事にしました。

まずは台湾人配偶者が、東京都港区白金台にある台北駐日経済文化代表処というところへ行く必要があります。

台北駐日経済文化代表処は、大使館と同義となります。
やっかいな事に『台湾』は日本では、中国との国交の関係上1つの国として認められておらず、大使館はありません。

台北駐日経済文化代表処へ行く際には、以下の書類を台湾人配偶者が用意し、婚姻要件具備証明書を発行してもらいましょう。

・台湾の戸籍標本
・パスポートとそのコピー1部(写真のページ)
・印鑑
・証明写真

台湾人配偶者の婚姻要件具備証明書を用意することができたら、必要書類を用意し、区役所へ行き婚姻届を提出します。

以下を、婚姻届提出の際台湾人配偶者が用意する必要があります。

・婚姻要件具備証明書
・台湾の戸籍謄本
・パスポート
・台湾人配偶者の戸籍謄本和訳文(自分で作成すればOK、ネット上に雛形あります)

日本人側が用意するのは以下2つです。

・戸籍謄本
・身分証明書

婚姻届を役所へ提出し、婚姻届が受理されれば、日本での婚姻登録は完了となります。

こちらは比較的スムーズに手続きが進み、それほど難しいものではありませんでした。

ちなみに妻の住民票に記載される国籍は『台湾』でしたが、戸籍謄本に記載される本籍が『中国』となっていて不満気でした…。改訂できないか聞いてみましたが、これはやはり国際関係上致し方ないそうです。

あくまで事務処理といった感じで、区役所に婚姻届を提出した際なぜか「念のためこちらも…」と離婚届を手渡された事は今となっては良いネタとなっています(笑)

既婚者の友人誰に聞いてもそんなものを渡された人はいなかったので、恐らく担当者は新人さんで慣れていなかったのだと思われます。

台湾側の手続き

さて、次は台湾側の手続きです。

こちらは日本にいながらでも、台湾に行っても以下の通り手続きが可能となります。

<日本で行う場合>
夫婦揃って台北在日経済文化代表処に向かい、台湾への婚姻届を提出。
必要書類は下記となります。

・配偶者名の記載がされた日本の戸籍謄本2通
・ふたり分のパスポート
・台湾人配偶者の印鑑(フルネーム)
・台湾人配偶者の戸籍謄本(未婚の頃のものでOK)

申請後、約2日で婚姻証明書が発行されます。

<台湾で行う場合>
台北駐日経済文化代表処にて、「配偶者の記載された戸籍謄本」2通の認証を受けます。
その後、認証を受けた2通を添付した婚姻届を、台湾の居住地の市役所に提出します。

以上で入籍手続きが完了となります! お疲れさまでした&おめでとうございます!

僕たちの場合は、台北駐日経済文化代表処で戸籍謄本を受領した後台湾の市役所へ送付しました。

ちなみに台湾人の印鑑というのは、フルネームで作成するのが一般的だそうです。

何しろ国民の50%超が陳さんだからですかね…。

日本の佐藤・鈴木を凌駕するパーセンテージですね。

国際結婚の場合、苗字はどうなるのかという疑問があるかもしれませんが、僕たちの場合は夫婦別姓としています。

台湾を含め諸外国ではこちらの方が一般的ですし、妻の苗字を変えるデメリットに比べメリットはそれほど多くないという理由によるものです。

入籍手続きのもう一方、台湾側で先に済ませる方法はかなりレアケースになるかと思われるので割愛させて頂きます。

配偶者ビザ取得

在留資格認定証明書交付まで

さて、台湾人との国際結婚において入籍手続きというのは予想以上に簡単なものでしたが、これは前座のようなものでした。

ここからが本番! 次なる難関は配偶者ビザの取得です。

配偶者ビザというのは通称で、正式には『日本人の配偶者等』というビザで、日本に入国する外国人のためのビザとなります。

このビザには半年~5年の期間がありますが、一般的に始めて申請した場合には1年が有効期限となり、その後の更新で問題なければ3年、5年と伸びていきます。

ビザの申請は一般的に、『在留資格認定証明書』を管轄の入国管理局にて提出する事になります。

必須書類は下の法務省のページを参照ください。

http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/16-1.html

主な提出書類は下記となります。

・在留資格認定証明書交付申請書
・身元保証書
・質問書
・今まで一緒に撮影した写真(家族写真等)3枚程度

この質問書というのがこちら。

いかがですか? 最初の質問から、『始めて出会ってから、結婚にいたるまでの経緯を詳細に記入してください』…。

まず、偽装結婚を疑ってかかられているような気分になりましたね。

そういった問題はあとを絶たないので仕方ないのですが…。

この質問書に僕は、長編ラブストーリーを書くかのごとくドラマチックな長文をしっかりと書いて提出しました。もちろん、特に感想等は返ってこなかったです。提出した写真も返ってきません。

あとは返信封筒と切手、証明写真、戸籍謄本(日本側、配偶者名記載)、結婚証明書(台湾側)、住民票コピー、課税証明書・納税証明書を提出。

これら一式が無事受領され、一旦は肩の荷がおりました。

1~3ヶ月で通知が来るという事で妻はワーホリビザが切れるため一旦帰国。

2ヶ月が過ぎたあたりで入国管理局から通知が届き、めでたく在留資格認定証明書交付となりました!

台湾にて配偶者ビザ取得

すでに台湾に帰国していた妻へ、郵送で在留資格認定証明書を送付しました。

いよいよ台湾側で配偶者ビザの申請を行います。

申請場所は、台北にある日本台湾交流協会台北事務所という所だそうです。

必要書類は以下。

  1. パスポート
  2. 申請書(その場でもらえる)
  3. 証明写真1枚
  4. 台湾の身分証
  5. 台湾の身分証のコピー表裏
  6. 在留資格認定証明書の原本
  7. 在留資格認定証明書のコピー表裏

こちらを提出し翌日、晴れて配偶者ビザがパスポートに貼られて返却されます。

あとはこちらを携え日本に入国し、在留カードを入手という流れになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

僕も今回このようにまとめた事で、これらの煩雑な手続きを乗り越えて今の平穏な生活があるのだと改めて感じる事ができました。

これから台湾人との結婚をお考えの方、頑張って偽装結婚でない事を証明してください!笑 応援しています。

ではまた!


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