こんにちは Camel Loop (@Camel_Loop) です!
さて、サイドFIREをめざしていくうえでどのように目標を設定すれば良いのでしょうか。
「そもそもサイドFIREとは?」という方は、以下の記事をご参照ください。
【サイドFIREとは】まさに理想の生き方! 誰でも再現可能な理由と海外移住についてこちらの記事では
・サイドFIREの目標設定をする
・価値観マップに沿った、長期の見通しをたてる
・投資のロードマップを確認する
方法をお伝えしていきます。
それではどうぞ!
目次
前回記事でお伝えした価値観マップにのっとり、あなたが「将来どのような姿になっていたいのか」というビジョンを思い描いてみましょう。
現時点でそのビジョンは明確でなくても問題ありません。
・サイドFIREをいつ頃までに達成したいのか
・サイドFIREを達成したらどのような生活をしたいのか
・生活費がおよそいくら位かかる生活をしたいのか
など。
つづいて目標達成時期の目安をイメージして、投資期間を想定していきましょう。
もちろんここで投資期間を設定しても、すべてが想定通りにいくわけがありません。
暴落など、不測の事態に遭遇することもあるのが資産運用です。
それでもスタートの時点である程度の予測を立てておくことは
- モチベーションの維持
- ゴール(仮)の設定
に役立ちます。
サイドFIREに必要となる資金は、人によって異なります。
それぞれの価値観や生活水準、どれくらい労働するのか。
あなたの価値基準と照らし合わせて考えてみましょう。
たとえば生活費は月20万円に設定するとします。
つまり、FIREに必要な不労所得は年間240万円。
4%ルールに基づき、年間の支出額に25をかけると必要資金が求められます。
4%ルールについては下の記事で詳しく紹介していますのでご参照ください。
4%ルールとは? サイドFIREの出口戦略に欠かせないキーワードを分かりやすく解説!本来は税金が引かれるのでそう単純にはいきませんが、目安として算出します。
FIRE後、この水準で生活するためには
240万 × 25 = 6,000万円
の元本が必要ということになります。
ただ、「不労所得で生活費の半分を賄い、残りは働いて稼ぐ」というのがサイドFIREの定義でしたね。
半分の10万円を労働収入でまかなったとします。
この場合、月10万円(年間120万円)の不労所得が必要となります。
したがって資産が
120万 × 25 = 3,000万円
になれば達成です。
ここではあなたの収入で、無理のないペースで3,000万円の資産を得るのに何年かかるかをシミュレーションしてみましょう。
そのうえで目標金額に無理はないか、自分の理想的なリタイヤ年齢と一致しているかを確認します。
たとえばあなたが現在30歳として、50歳までにサイドFIREを達成したいと仮定します。
1年間に150万円を貯蓄すれば、単純計算すると20年で資産が3,000万円になりますね。
ただ一般的にサイドFIREを目指す場合、株式投資で不労所得を作ろうと取り組みます。
運用利回りを年4.0%とすると、14年9ヶ月で到達可能です。
本来は税金が引かれるのでそう単純にはいきませんが、目安として算出します。
楽天証券の積立シミュレーターを利用しました。とても便利なツールなので、ぜひ色々な数字を入力してシミュレーションしてみてください。
これが複利の力ですね。
こちらについても後日、別記事にて紹介させていただきます。
前章では、サイドFIRE達成までの期間を算出してきました。
とはいえ、あなたは年間150万円を投資に回したり、それを安定して15年も続けたりというのは可能でしょうか。
出来る方は、限られてくるはずです。
ではシミュレーションをより具体的に、より実現可能性を高くするため生活費の見直しをしましょう。
『最低限の生活を送るため』に必要な支出を割り出します。
家賃 | 50,000 |
水道光熱・通信費 | 10,000 |
食費 | 30,000 |
保険・年金 | 20,000 |
その他 | 40,000 |
合計 | 150,000 |
ザっと見積もって15万円程度でしょうか。
FIRE後は地方移住をしたり、私のように海外移住を考えていたりする方にとって不可能な指標ではないはずです。年間で180万円となりますね。
日頃から家計簿をつけていらっしゃる方は、スムーズに把握できるのではないでしょうか。
別記事でお伝えしている『支出の最適化』のためにも、家計簿をつけて収支を把握することは重要です。
最近は便利な家計簿アプリもたくさんありますね。
サイドFIRE後は月10万円を労働収入でまかないます。
月10万円というと、アルバイト(時給1,000円)で週3回、8時間働いた場合得られる金額です。
無理なく働ける範囲なのではないでしょうか。
計算式は以下となります。
最低限の生活を送るための支出:15万円(180万円 / 年)
労働収入:10万円(120万円 / 年)
必要な不労所得:5万円(60万円 / 年)
必要な金融資産:1,500万円(60万円× 25)
生活費を抑えることにより、サイドFIREまでに必要な金融資産が半分になりました。
より現実的になってきたのではないでしょうか。
1,500万円の金融資産を貯めるため、毎年120万円を投資に回したとしましょう。
以下がシミュレーションです。
10年2ヶ月で資産が1500万円を超え、サイドFIRE達成となります。
支出を抑えることで投資にまわせる資金が増えれば、もっと早い到達も可能です。
サイドFIREの目標設定についてお伝えしてきました。
これから辿っていく道すじの全体像は見えてきましたでしょうか。
現時点で大切なことは、『サイドFIREは自分にも実現可能なんだ』と理解することです。
実現が可能だと分かれば日々の行動が変わりますし、気持ちも上向くはず。
あなたのサイドFIREに向けた旅は、すでに始まっているのです。
次は大事なパート、収支の把握についてです。
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FIRE達成への道のり③ | 自分の収支を把握する最後までお読みいただきありがとうございました!
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