こんにちは Camel Loop (@Camel_Loop) です!
今回は世界一周バックパッカー旅のエピソードから、トラブルに遭遇した場合の心構えについてをお伝えしたいと思います。
あれは2010年4月、ネパールのカトマンドゥからトルコ・イスタンブールへのフライト当日でした。
直行便はなく、UAEのシャルジャという場所を経由します。
僕は長く滞在していたアジアをいよいよ離れ、中東へと進んで行く事に気持ちを弾ませていました。
ネパール・カトマンドゥにて
チェックインと検査を済ませ、あとはボーディングを待つのみの状態となって数時間が経ちました。
一向に搭乗のアナウンスがなく、変化のない掲示板。どうやら天候不良によって遅延が発生しているようです。
外を見ると、空港に着いた時には晴天だった天気が、激しい風雨に変わっていました。
ネパールルピーを使い切っていたので食事を買う事もできず、Wifiもない為空港では何も出来ず。
7時間ほどが経過した時でした。
続々と出発便のステータスがキャンセルに変更。案の定、搭乗予定の便もキャンセルとなりました…。
搭乗予定だった格安航空会社エアアラビアのカウンターには既に人が押し寄せている。さてどうしたものかと、慌てても仕方ないので流れに身をまかせる事に。
やがてアナウンスがあり、被害者の会一行で空港出口まで向かいました。ホテルに皆を連れて行く、との事。
この時にはもう僕は若干、ウキウキしていました。旅にトラブルは付きものだが、それは往々にして楽しい出来事や面白い思い出に変わり得る事を体得していたからです。
連れられたホテルは高級とまではいかないものの、それまでの安宿生活では泊まった事のないような趣がありました。
もちろん宿泊代と食事代は航空会社持ち。
調子に乗って夕食時にビールまで注文したら、その分はしっかり徴収されました。
翌朝、朝食途中で出発を急かされ、空港に戻ってきました。
再びチェックインと荷物検査も済ませる。
そこからまたしても遅延があり、4時間ほど待つ。これならば朝食ぐらいゆっくり食べさせて欲しかったと思っていたところに2日間待ち望んだ呼びかけ。
「エアアラビア!」
この一連ですっかり顔馴染みとなった被害者の会面々と共に、搭乗口へ向かいました。皆晴れ晴れとした表情でした。
UAE・シャルジャにて
4時間ほどでUAEのシャルジャ首長国に到着。ここで更なる問題が。
僕が乗り継ぐ予定だったイスタンブール行きの便は、とっくに出発してしまっていたのでした。
エアアラビアのカウンターに問い合わせると、同便は2日後の夜までないという。
空港に2泊する事も頭をよぎりましたが、今回も航空会社負担でホテルを用意してくれる事になりホッと一安心。
この時にはもう、これからの展開への期待で胸が一杯でした。
ここでは通常1泊100ドルもするホテルに泊まらせて頂けました。しかも3食の食事付き!
まさに、災い転じて福と成す。
翌日からの2日間、仲良くなった被害者の会メンバーと共にドバイ観光を楽しみました。
旅では特に、トラブルは避けて通れないものです。
大切なのは、どんな時でもポジティブな態度を保持する事。
それを実感できた、良い経験となりました。
まとめ
こうしたトラブルはある程度「何とかなるだろう」という楽観的な心構えでいる事を心掛けています。
健康でさえいれば、大抵は後々良い思い出になる。
実際に何度か、困難な状況に陥った際に周りの人に助けられたり、良い出会いがあったりと事態が好転したパターンが多かったように感じます。
この後僕は順調にイスタンブールへ到着。…が、ベルトコンベアからバックパックが出て来ず。
ロストバゲージという災難に遭いました(泣)
災い→束の間の福→また災い。旅も人生もこんなものです。