こんにちはCamel Loop (@Camel_Loop)です。
約2年間無帰国で、バックパッカー世界一周をしました。
帰国後
「ひとりで寂しくなかったの?」とか
「話し相手がいなくてつまらなくないの?」
といった質問を受けたのですが、
どうやら世間のもつ一人旅のイメージと、僕が実際に体感したものとはギャップがあるように感じました。
一人旅には一人旅の良さがあり、グループでの旅行と全く違うものです。
今回はそんな一人旅と対比となるカップル旅、それぞれのメリットとデメリットをお伝えしていきたいと思います!
目次
一人旅のメリット
孤独だからこそ得られるもの
見知らぬ場所に一人きり。
言葉も充分に通じない。
あまりの孤独感に、胸が押しつぶされそうな時もありました。
それでも一人旅の良さというのは、孤独を超えた先にこそあると思っています。
孤独だからこそ人の優しさが身にしみて、もっと人と話したくなる。
不思議なもので普段は人見知りの僕でも、一人旅の時はかなり積極的に旅人や現地住民とコミュニケーションを図っていました。
これは新しい自分の発見でした。
海外一人旅は、自分とひたすらに向き合う環境が揃いすぎている
仕事を辞め住民票を抜き、携帯を解約。
それまで自分を「自分」たらしめていた全てを脱ぎ捨て、旅にでました。
特に海外の一人旅は、生身の自分と向き合わざるを得ない状況となります。
長い人生において、自分自身と真摯に向き合う時間は取れているようで取れていません。
日本で普通に生活していると毎日の行動がルーティンとなり、習慣として日々を過ごしてしまいがちです。
自分自身と向き合う時間を贅沢に取れることこそが、一人旅の最大のメリットなのではないでしょうか。
人と話さない分、他にエネルギーを向けられる
移動中やバスの待ち時間など、とにかく一人で過ごす時間が長い一人旅。
インターネットから遮断もされていました。
普段であれば他の人と話して過ごしているところですが、そのベクトルを自分自身の方向に傾けるとクリエイティブになれます。
ひたすらに日記を書いたり、ブログ記事を作成したり。
また、これからの人生でこんなにボーっと出来る時間は取れません。
僕にとって良いアイデアが生まれるのは、たいてい移動中などのぼんやりとした時間でした。
また現地住民との触れあいに注力するのも面白い旅の仕方です。
発展していないような村では特に、通り過ぎる人皆に挨拶しながら街歩きをし写真を撮らせてもらっていました。
同じことを日本でやったら、ちょっとした変質者ですね(笑)
決断力が身につく
一人旅は、決断の連続です。
自分で運命を切り開いていくしかありません。
ずっと同じ場所にいたいのであれば気が済むまでいられるし、一度通り過ぎた場所に戻っても良い。
あらゆる取捨選択をしながらルートを決めていきます。
そのかわり、自分で決めたことなので何があっても自分で責任は取らなくてはなりません。
盗難にあっても、ぼったくりにあっても自分の責任。
おのずと決断力や柔軟性が身についていきました。
一人旅のデメリット
とにかく寂しい
たかが一人、されど一人です。
美味しいものを食べても、素晴らしい景色を見ても共有できる人は周りにいません。
様々な場所で出会いがあっても、すべての旅程を共有することは不可能なので
旅行後に思い出話をするにも制限があります。
すべての旅の記憶は、自分自身にしかないのです。
僕は旅先で出会った仲間と離れ、一人に戻った時特に寂しさを感じました。
あまりにも寂しくて帰国も頭をよぎりましたが、自分が寂しさを感じていることを観察するくらいの客観性をもっていればそのうち落ち着きます(笑)
病気になったりトラブルに遭ったりした時に途方に暮れる
一人でいることに慣れたつもりでも、体調を壊したりトラブルに遭遇した時には周りに人がいないことに辟易するかもしれません。
僕の場合
・インドで野犬に噛まれた
・電車移動中、5分に1回トイレに駆け込まないといけないほど盛大に腹を壊した
・アメーバ赤痢になって入院した
こんなことがありました。
こういった時にひとりだと、泣きたい気分になります。
どうしたかというと、周りにいる見知らぬ人に助けを求めました。
人はひとりでは生きていけないんだなぁと痛感したのも、今となっては良い思い出です。
カップル旅のメリット
反対に、カップル旅のメリットとデメリットを挙げてみます。
写真が撮り合える
一人の時は、写真を撮ってもらう為声を掛けるのが苦手です。
撮ってもらう時もどういう顔をして良いか分からないので…。
トイレの間荷物番ができる
細かいことですが、意外と重要です。
スリ・置き引きの多い海外では常に気を張り、目を光らせているような状態。
トイレの間くらい、安心して身軽になりたいものです。
ツアーに参加しても恥ずかしくない
ひとりで現地ツアーに参加し、他の参加者がすべてカップルだった悪夢を経験してから
出来る限りツアーには参加しないようにしていました。
複数人であれば、気兼ねなく参加できます。
思い出をすべて共有できる。共通の話題や友人が増える。
旅行中もそうですが、旅行後の思い出話に共通の話題が増えるというのは大きな要素です。
相手の警戒心を和らげられる
僕の場合ですが、
基本的にむすっとした僕がひとりでいるよりも、明るい笑顔を振りまく妻が隣にいた方が
相手の警戒心が和らぐと思います。
以前 ウズベキスタンで結婚式に参加した出来事 がありましたが、これも僕ひとりであればあれほど歓迎されていたのか、定かではありません。
カップル旅のデメリット
相手との関係性が悪くなると、旅の印象自体に影響する
一人旅と大きく異なり、旅行中パートナーとほぼ24時間を共にします。
相手との雰囲気が険悪になると、旅行自体の印象も悪くなってしまいがち。
特に旅行中は、普段見ることの出来なかった相手の素の部分が露呈されます(笑)
結婚後「こんなはずじゃなかった…」とならないためにも、婚前カップルは旅行に出てみることをオススメいたします。
他の旅行者や現地の人と関わりを持ちにくい
二人連れならまだ良いのですが、グループ旅行となると特に自分達だけで完結してしまい、他の旅行者や現地人と関わりを持つことが難しくなります。
僕が一人だったら、絶対グループに話しかけないです。。
まとめ:それぞれの利点をふまえ、自分に合った旅を!
一人旅とカップル旅それぞれのメリット・デメリットについてお伝えしました。
同じように見えて、向かっているベクトルは正反対。
それぞれ違った種類の良さや特徴があるので、別物と考えて良いでしょう。
僕の意見としては
結婚してしまうと一人旅はなかなか出来なくなる。。
行けるうちに行ってしまおう!