こんにちはCamel Loop (@Camel_Loop)です!
2019.9.17-9.19
日韓関係が難航していると伝えられるなか、韓国釜山へ旅行してきました。
現在の情勢から韓国旅行を心配されている方もいらっしゃるかもしれないので、訪韓の印象をシェアしておきます。
結論からいうと、日韓関係が悪化していても個人旅行に影響はないと思います。
理由は今回の一連は、民間レベルでの反日運動ではないからです。
以下で詳しく説明していきます。
目次
最近の日韓関係悪化について
2002年の日韓合同ワールドカップ開催や韓流ブームにより一度持ち直した日韓関係は、2012年李明博大統領の竹島上陸あたりから暗雲がたちこめました。
終戦時から懸案事項となっている竹島問題・慰安婦問題・徴用工問題については解決の糸口を見出せないまま、2019年8月に大きな動きがあります。
輸出手続きで優遇対象とする「ホワイト国」から韓国を除外。
それに対抗するような形で、韓国はGSOMIA破棄(延長拒否)を決定させました。
GSOMIAとは軍事情報包括保護協定のことで、要するに北朝鮮からミサイルが発射された際の情報提供を行う協定です。
スパイ等の人的手段により、日本やアメリカのレーダーや衛星で感知不能な情報を得ている認識があるのだそう。
文在寅政権が強行したこの方針により、日韓の関係がこじれている現状を連日ニュースやワイドショーが報道しています。
そんななかでの韓国旅行について
様々な要因があり、3連休の行き先を韓国釜山に設定しました。
目的地は、『釜山のマチュピチュ』と称される甘川洞文化村。
釜山随一の繁華街である南浦洞から、バスやタクシーにて20分ほどでアクセス可能です。
山の斜面に沿ってカラフルな家屋が建ち並び、入り組んだ路地のあちこちにアートオブジェが点在。
他にはないユニークな景色で、観光客を飽きさせません。
現地に行ってみて感じたこと
成田-釜山の航空機(チェジュエア) は行き帰り共にほぼ満席、9割ほど埋まっていました。
現地の人に話を聞くとやはり日本人旅行者は減ったようですが、すれ違う外国人旅行者のなかで一番多いのは日本人という印象でした。
『日本人だから』という理由で、滞在中イヤな目に遭ったことは全くありません。
むしろ「こんな時期に来てくれる日本人を歓迎の気持ちで迎えよう」という活動もあるそうで、滞在中はさまざまな方の親切に助けられました。
以下に例として挙げさせていただきます。
・地下鉄の乗り換えで迷っていたら日本語の堪能なおじさんが助けてくれた
・海鮮鍋のお店で、鍋を乗せていたコンロが突然発火。慌てる僕らをよそに隣のお兄さんが火を消しとめ店員を呼んでくれた
ふと気を抜くと忘れがちになることですが、「ニュースで言っていたから」「なんとなく危なそうだから」といった理由でイメージを固定してしまうのは危ういのではないでしょうか。
これは過去さまざまな国を旅してきたなかでも感じました。
メディアが伝えてきた内容で形成された僕らのイメージと実情が明らかに異なるという経験は、世界の至るところでありました。
中東=危険、イスラム=危険というようなステレオタイプは、情報アクセスが容易になった現代でも色濃く残っているのではないでしょうか。
ちなみに僕が世界各地をまわってきたなかで、親切な国民性をもつ国ベスト3は
となります。
これもメディアが一般的に伝えるイメージと現実が異なる一端ではないでしょうか。
話が脱線しましたが、韓国人のなかに反日感情がまったくないかと言ったらそれは別の話になるのかもしれません。
ただし冒頭でもお伝えしたように、それらはイチ旅行者が旅行をしたからどうこうというレベルではないはずです。
韓国人のなかには反日感情があり不買運動などのデモを行っている人がいるのは事実ですが、それらは日本政府に対する不満・抗議であり、民間レベルの敵対ではありません。
騒動の渦中に追い打ちをかけるように伝えられたソウル駅で日本人女性が暴行された という報道。
発信元はSNSの投稿であり真実かどうかは疑わしい点も多いようですが、事実であったとしても極端な例なのでしょう。
日本で同様のことがないとは限りません。
日本政府への反感は国の成立時までさかのぼった根本的な理由によるものであったり、教育方針による歴史観によるものであったりするので一概には言えません。
その背景については、下の動画が非常に分かりやすく説明してくれています。
スポーツの国際大会などでの韓国チームの日本に対する異常なまでの敵対心というのはどこからくるのだろうと不思議に思っていましたが、この動画を観て納得できました。
今回の滞在先は釜山のみだったので、ソウルであれば状況はまた少し異なるのかもしれません。
まとめ:メディアから得られたイメージに左右されるのではなく、自分の価値観を確立させよう!
韓国旅行についてお伝えしました。
ワイドショーやネットニュースに限らず、信頼度の高いはずの新聞やニュース番組でさえも鵜呑みにしない姿勢が必要だと思います。
僕のこの記事についても鵜呑みにしちゃダメです。
大切なのは歴史や事実を調べ、学んだうえでしっかりと自分の頭で考えることだと思います。
自分にとって強固な価値観をもち、その価値観に忠実に行動・発言をすること。
これが情報社会を生きる現代人にとって必要になってくるのではないでしょうか。
今回の訪韓は、そういったことを思いださせる良い教訓になりました。
それではまた!